情報工學課程 教育目的、教育目標、ディプロマ?ポリシー、カリキュラム?ポリシー
教育目的
知識情報処理システム、知能化システム、情報通信ネットワークシステムなど情報処理技術の飛躍的な発展は、社會構造ならびに我々の生活様式に革新的な変革を引き起こしつつあります。情報工學課程では、情報を高度に活用する技術を開発し豊かな未來社會を築くために、情報処理技術に関するハードウェアでの実現から応用面までにわたる基礎的知識およびその応用能力を身に付け、幅広い人間性と倫理観をもった人材を育成します。
教育目標
學類共通の教育目標に加え、以下の教育目標を掲げます。
- 情報?知能科學の基礎知識とそれらを応用できる能力を身につけます。
- 情報?知能分野の専門知識を深く修得するとともに、それらを応用できる能力を身につけます。
- 社會的なニーズを分析して新たな問題を自ら見つけだし、モデル化?定式化するとともに、得られた結果をシステムやソフトウェアの要求仕様の形で表現し、解決するデザイン能力を養います。
- 與えられた條件下で計畫的に仕事を進め、まとめる管理能力を育てます。
ディプロマ?ポリシー
情報工學課程は、本課程のカリキュラムに沿って、教育目標に掲げる以下の能力を身に付けたものに學士(工學)の學位を授與する。
- 情報工學が、自然や環境、社會や文化とどのような関係をもっているかを、理解することができる。
- 情報工學の専門知識と技術を體系的に身に付け、応用できる。
- 日本語で、情報工學に関連する文章を、読み、書くことができ、科學的論理的な議論ができる。
- 情報工學について、英語を用いて論理的な文章を書き、口頭発表し、討議することができる。
- 情報工學に関する専門知識を利用することにより、社會の様々な問題を、工學的手法を用いて分析することができる。
- インターネットなどを用いて、情報工學の専門に関する情報を収集し、分析し、判斷することができる。
- 情報工學に関する専門知識と技術を利用することにより、社會の様々な問題を解決するための創造能力をもつ。
- 情報工學が社會に及ぼす影響を認識し、技術者が社會に対して負っている責任を自覚し、高い倫理観をもつ。
- 情報工學について、生涯に亙って、自主的、継続的に學習する能力を身に付けている。
- 情報?知能科學の基礎知識とそれらを応用できる能力を身に付けている。
- 情報?知能分野の専門知識を深く修得するとともに、それらを応用できる能力を身に付けている。
- 社會的なニーズを分析して新たな問題を自ら見つけだし、モデル化?定式化するとともに、得られた結果をシステムやソフトウェアの要求仕様の形で表現し、解決するデザイン能力をもつ。
- 與えられた條件下で計畫的に仕事を進め、まとめる管理能力を身に付けている。
カリキュラム?ポリシー
- 大阪府立大學工學域のカリキュラム?ポリシーのもと、教育課程の編成を行う。
- 工學の基礎に根ざした學問の系統性と順次性を尊重して、共通教育科目、専門基礎科目及び専門科目(學域共通科目、學類基盤科目、課程専門科目)により構成される整合性?一貫性を持つ體系化された教育課程を編成する。
- 學生の電気電子系學類內の課程への所屬は経過選択型とし、柔軟で自由度の高い進路選択を可能にする。
- 共通教育科目の履修により、教養豊かな人間性と幅広い學修成果を修得させる。専門基礎科目の履修により、工學を學ぶために必要な自然科學全般についての基盤的知識を修得させる。専門科目の中でも、特に電気電子系學類全體で必要とされる科目を學類基盤科目に指定する。
- 1年次では、學生の幅広い學修を保証し、豊かな教養を身に付けさせるため、共通教育科目を中心に配當する。同時に、4年間の學士課程教育の基礎を構築するため、専門基礎科目を適切に配當する。また、電気電子系學類で學ぶ學問全般を理解させるため、「電気電子系學類総論(必修)」を配當し、情報工學、電気電子システム工學、數理システム、電子物理工學の4課程全般について概論的な講義を行い、2年次以降に學習する専門科目と専門基礎科目との接続を円滑にするとともに課程配屬先を決定するための判斷材料を提供する。
- 2年次では、初年次の共通教育科目と専門基礎科目を中心とする教育で得られた基礎的で幅広い學修成果を、3年次以降の専門科目履修に繋げることを目的として、専門基礎科目と各課程の基礎的な専門科目を中心に配當する。また電気電子系學類で學ぶ學問分野全般を講義?実験?実習?演習などを通して、俯瞰する視點を獲得し、3年次以降に學習する専門科目への接続を円滑にするため、2年次には入門的な課程専門科目を適切に配當する。これにより、情報?知能科學の基礎知識とその応用力を養う。さらに、2年次から3年次にかけて、「工學倫理(必修)」、「環境倫理(必修)」を配當し、技術者?研究者としての倫理観を涵養する。
- 3年次以降では、課程専門科目を中心に配當し、講義?実験?実習?演習などを通して、情報?知能分野の専門知識を獲得し、それを問題発見、問題解決、モデル化?定式化に応用できる能力を育成する。
- 4年次には卒業研究(6単位)を必修とし、情報工學における最先端の研究テーマを設定して學生の研究意欲を高め、系統的な研究指導により基礎的な研究能力を育成する。これにより、與えられた條件下での仕事の管理能力を獲得する。卒業研究履修には履修資格を設ける。
- 成績評価の基準?方法は工學域カリキュラム?ポリシーに記載のとおりとする。
- 情報工學課程の求める人材、教育目標、教育制度?教育方法、卒業要件、卒業後の進路を受験生や在學生にわかりやすい形で示し、卒業時に取得可能な資格や免許の受験資格を明示する。