社會共生科學課程 教育目的?教育目標
教育目的
本課程では、環境システムと人間社會の関係が地球規模で引き起こした數々の社會問題を、社會科學的?思想的側面からダイナミックに捉え直すことによって、持続可能かつ公正な原理で人間社會を運営する原理と方法を教育研究するとともに、異なる価値観をもった人々が他を抑圧することなく共生し、それらの社會がさらに環境システムと豊かに共生するための思想や、システム的思考に基づく実踐知を開発します。それを通して、21世紀の地球社會を異文化や環境と調和しつつ、人々が真の幸福を追究できるような社會の構想や具體的な制度の設計?実現に貢獻できる人材を育成します。
教育目標
- 環境マインド:価値観の多様な社會において全てが共に生きることの重要性を理解できる能力を養い、また環境との豊かな関係を構築するための環境倫理や社會システムを創出できる能力を養うことを通して、グローバルな科學文明のもとで生きる人間の真の幸福とは何かを考究することのできる能力を養います。
- 俯瞰的社會共生知識:人間社會が環境システムとのあいだで引き起こした様々な社會問題を、自然環境科學、人間環境科學、社會環境科學の視點から橫斷的に理解し、それらを解決する道を模索できる能力を養います。
- 専門的社會共生知識:現代社會システム?科學技術の進展?言語や制度を含む社會環境?近代化が人類にもたらした功罪といった多岐にわたる社會環境に関する知識を有し、持続可能かつ公正な原理で人間社會を運営する原理と方法を理解することのできる能力を養います。
- 問題解決能力:現代社會で生じている様々な事象を素材として自ら課題を発見し、社會環境科學的視點のみならず、自然環境科學的?人間環境科學的な知識をも駆使しながら、集団?組織內外の問題解決に向けた合意形成と、その成果を社會に発信するための、より高度なコミュニケーション能力を養います。